名古屋といえば、名古屋城など見どころや名古屋グルメがたくさんありますが、日間賀島からの帰りせっかくなので少しだけ名古屋で神社巡り、グルメ巡りをしてきましたのでご紹介します。
●神社巡り(熱田神宮・三輪神社・若宮八幡社・連理稲荷社)
―熱田神宮
市内から少し離れますが、熱田神宮はぜひ訪れたいスポットです。近くのひつまぶしで有名な「あつた蓬莱軒」も忘れずに行きたいですね。
神宮といえば一番有名なのは皇室にゆかりの深い伊勢神宮ですが、熱田神宮も約1900年もの歴史があり、神器の一つ「草薙神剣」が祀られていてやはり皇室に縁のある格式の高い神社です。織田信長が必勝祈願をした神社としても有名で多くのパワースポットが存在する神社です。
熱田神宮での拝礼方法は、二拝二拍手一拝です。
拝殿の脇から見てみると本殿を拝むことができます。普段「静謐(せいひつ)」ということを感じることはなかなかありませんが、やはり神域といった静謐を感じますね。
本宮での拝礼が済んだらぜひ八剣宮もぜひ訪れてください。
本宮に祀られているのが草薙の剣なので八本の剣がイメージしてしまいますがそういう意味ではなく、「八」は繁栄を意味するそうです。確かに「八」という数字は末広がりということで縁起の良い数字と言われますね。でも草薙の剣は八岐の大蛇とも関係があるのが意味深です。
熱田神宮は皇室と深い関係にあるので、これを機会にいろいろ勉強するのもいいですね。
八剣宮はほぼ本宮と同じ作りになっていますが、本宮より人が少ないのでこちらのほうが「気」を感じる、という人もいるそうです。
熱田神宮の敷地は広くたくさんの末社や国宝が収められている宝物館、休憩所もあるのでゆっくりお散歩をして空気を感じるだけでも楽しめますよ。
―三輪神社
三輪神社は、奈良県三輪山の大黒様が祀られる神社です。だから三輪神社なんですね。
その大黒様にまつわる伝説から縁結びや招福で知られています。境内には、なでると幸福が訪れる兎や赤い糸が結ばれる縁結びの木など希望がいっぱい。
大須商店街がすぐそばで商店や住宅がありあまり目立たない神社ですが、訪問中も近隣の住民のかたや近くで働くかたが日常としてお参りに来たり清掃をしているなど大切にされているのを感じました。
―ぜひ立ち寄りたい、若宮八幡社と連理稲荷社
若宮八幡社は1000年以上の歴史があり、今では名古屋総鎮守として名古屋を守っている神社。その境内にある連理稲荷社には夫婦の狐が祀られていて、さきほどご紹介した三輪神社と同じように縁結びのパワースポットなんです。並んだ赤い鳥居は「出会いの小径」と言われてるとも。さてその効果は…
若宮八幡社は、名古屋駅や繁華街の栄からそれほど遠くないのでこちらもぜひ寄ってみてはいかがでしょうか。
●グルメ巡り(あつた蓬莱軒・Maison YWEメゾン イー・どて焼き島正・味仙)
―あつた蓬莱軒
やっぱり名古屋に来たら「あつた蓬莱軒」は外せませんね。ふんわりした蒲焼きもおいしいですが、かりっと焼かれ細かく刻まれたうなぎを、まずは「うなぎめし」として、次は「薬味とともに」、さらに「お茶漬け」で、最後は「一番のお気に入りの食べ方で!」。
名古屋には味噌かつやあんかけパスタなどおいしいものがたくさんありますが、ひつまぶしは東京や大阪のうなぎとも違いますし、柳川のうなぎもまた違う、名古屋に来たからにはぜひ食べなくてはいけませんね。
その時は数名の調理師しか作ることのできない「鰻巻き卵」も忘れずに。ただ、ボリュームがあるので1人で食べきるのは大変かも…
―Maison YWE メゾン イー
繁華街の栄の近くにある「メゾン イー」。
見た目はレアーチーズケーキなんですが、ベイクドチーズケーキなんだそうです。まずはそこに驚き。さらにクッキー生地がサクサクなんです。レアーチーズケーキは普通クッキー生地がしっとりしていますが、なるほどベイクドチーズケーキなんですね。
味も初めて。チーズが主張しすぎてないのですが、でもさわやかな酸味としっかりチーズを感じることができます。クッキー生地に乗せて食べると全く新しいチーズケーキでした。売り切れてしまうのも納得です。
ところで、お店に入って最初に感じたのは何か不思議な雰囲気。ホームページを拝見すると、ただのカフェではないミッションがあるそうです。
私たちは様々な点で、”入り口”をつくっていきたい。
言い換えれば「きっかけ」のようなもの。私たち自身にも。
コーヒーに興味を持つきっかけ。
アートに興味を持つきっかけ。
イベントに参加してみるきっかけ。
クラフトビールを飲んでみるきっかけ。
〜ホームページより〜
入店して「なんだか不思議なカフェだなあ」と感じたのこれだったんですね。
人気店らしくお客さんがいっぱいで、魅力を十分に伝えられる写真が撮れなくてごめんなさい。でもぜひ訪れてみてください。きっと一歩店内に入れば魅力がわかると思いますよ。
今回はチーズケーキを頂いただけでしたが、周りの人をちらっと見るとランチもおいしそうでした。「次は必ず食事も」と思い、後ろ髪を惹かれながら退店してきました。
―どて焼き島正・味仙
どちらも大人気で店外にもたくさん人がいたので写真が撮れなかったので料理だけでも…
島正のどて焼き盛り合わせ。味噌かつや味噌煮込みうどんと同じ八丁味噌で味付けされた味噌おでん。「味が濃そう」ですが、実は意外にもあっさりなんです。一口目は味噌を感じるのですがすっと旨味が口の中で溶け、その旨味が素材と合わさります。
特に豆腐がおいしかったですね。水分が少なくしまった豆腐の大豆の味と八丁味噌がベストマッチ。ともに大豆が原料なのに違う魅力が引き出され、それが再び出会うと新しい味になるんですね。
味仙といえば台湾ラーメン。もう一品は蒸し鶏です。
辛そうですね―!
辛いです。
汗かきの人はタオルを用意したほうがいいかもしれません。
東京にもお店はありますが、名古屋の味仙は店員さんの中国語がとびかいとても活気があります。あまり日本人向けの味付けはされていない感じもありますが、チャーハンはおすすめです。
台湾ラーメンは辛さ控えめもあるのでぜひ一度食べてほしいですね。さすがにきっと辛すぎて食べられない人が多すぎたんではないでしょうか。
何店舗かあるのですが、どこでも味仙を感じることができるので1食はどうぞ!
名古屋は観光するにはつまらない都市、なんて不名誉な言われかたをすることもありますが「そんなことはありません!」。信長の時代より前から栄え、日本第3の都市がつまらないなんてことはありません。
歴史もあり、食の文化も豊かな名古屋は何度も訪れたい街ですよ。
(三宅聡一郎)