名古屋では数少ない連子格子やなまこ壁など江戸時代からの町並みが残る旧東海道の沿いの「有松」。電柱がないので空が広く、その景色と静けさにまるで江戸時代にタイムスリップしたような気分を味わえます。
●旧東海道の有松をお散歩
有松といえば、全国の絞り生産量の90%を占める有松・鳴海絞りが有名で、町並みに残る建物の多くは絞りを扱う問屋です。建物の大きさや立派さから往時にどれだけ栄えていたかがわかりますね。
●ランチにおすすめ
そんな問屋さんを改装しレストランとして営業しているのが「カフェ&バル庄九郎」。
お店の名前にもなっている庄九郎さんとは竹田庄九郎といって、この地で有松・鳴海絞りを一番最初に始めた方なんです。そんな方のお宅なのでとても立派。食後に中を拝見することもできます。
<カフェ&バル庄九郎>https://showkuro.gorp.jp
他にも歩き疲れてちょっと休むのに良いお店があります。
<ダーシェンカ・蔵>http://ishigamapan.jp/shopinfo/index.html#arimatu
ダーシェンカは、愛知県額田郡幸田町に本店があり、天然酵母を使ったパンで県内ではとても有名。低農薬とオーガニックにこだわり石窯で焼いたパンをいただくことができます。店内にある石窯は残念ながら今は使えないのですが、毎日本店からきた焼き立てパンが並んでいます。お土産には値段も大きさもお手頃な「有松てまりめろんぱん」がおススメ(1個180円 3個セット500円)。
●女子に人気、有松・鳴海絞り体験
有松・鳴海絞りの種類はなんと100種類以上。今に伝わっているのは40種類ほどですが、1人が1種類だけの絞りをするんです。なぜ!?有松の女性は子どもの頃から見よう見まねで絞りを覚えますが、1人前になるには最低10年。それからさらに技術をみがいていたら一生涯かかります。その分、1種類を極めた方の技術には目をみはるものがあります。有松・鳴海絞会館(https://shibori-kaikan.com/)では、ベテランの技を見ることができるのでぜひ訪れてみてください。(実演がない時間帯もありますので事前にご確認ください)
有松・鳴海絞りは、有松・鳴海絞会館などで体験することができます。
初心者でもこんなにきれいに仕上がりますよ。
●そんな有松を楽しむなら今。「秋の有松キャンペーン」
10月1日から11月10日まで名古屋市と名古屋鉄道のタイアップ「秋の有松キャンペーン」を実施中。名鉄の各駅(一部駅を除く)や名鉄名古屋サービスセンターで販売される、有松駅までの往復乗車券と有松・鳴海絞会館入場券・お土産券とお得なクーポンがセットになった「日本遺産のまち有松お散歩きっぷ」を購入するのがお得。詳しくはこちらhttps://www.meitetsu.co.jp/recommend/catalog/1256449_5053.html
●10月6日は秋季大祭山車祭り
有松に行くなら10月6日(日)がおすすめ。江戸、明治時代から残る布袋車、唐子車、神宮皇后車の3両の山車が有松の町を練り歩きます。特に今年は令和最初で、さらに有松の町並みが「日本遺産」になった最初のお祭りで盛り上がる期待大です!
ー有松
アクセス:名鉄名古屋から約20分/金山から約20分/名鉄岐阜から約60分/犬山から約70分/豊橋から約50分
地図: