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東京の食が集まった『Tokyo Tokyo Delicious Museum』

Tokyo Tokyo Delicious Museum

日本全国だけでなく世界の美食を楽しむことができると言われるほどおいしい店が集まる東京。2024年5月17日(金)から19日(日)まで東京/有明で開催している「Tokyo Tokyo Delicious Museum」に行ってきました。

今回は3回目の開催のこのイベント、今年のテーマは「東京食十色」、あなたの一番美味しい一口を見つけほしいとの願いが込められているそうです。

会場は、老舗から新進気鋭のこだわりの料理を畳の席で食べられる「LIVE KITCHEN TATAMI」、東京の今を感じる食の魅力を堪能できる「東京デリシャスゾーン」、日本各地の食を味わう「フードジャーニーゾーン」、伝統の江戸前料理を味わう「江戸屋台ゾーン」とワークショップやキッチンカー集まる「マーケット・ワークショップ」の5エリア。30店鋪以上のお店の中から5店鋪を選んでリポートします。

●ペルー料理ALDO:東京デリシャスゾーンから

ペルー料理は旅行業界で権威のある賞の1つ「ワールド・トラベル・アワード」で『世界の最高の料理』部門で何度も最優秀賞を受賞しているんです。

ペルーはヨーロッパやアフリカ、中国、日本などからたくさんの移民を受け入れてきました。そのためさまざまな国の食が混ざり合い独自の食文化が発展。日系移民の食文化を取り入れて進化させてきた「ニッケイ料理」というジャンルもあるほどなんです。

また南米大陸の東に位置し、東側は太平洋に面し、西に向かうとアンデス山脈の山岳部、さらに西に向かうとアマゾンと豊かな自然に恵まれた地理的環境がペルー独自の美食を生んだんですね。

今回いただいたのはペルーの伝統的な料理と中華料理が融合した「ロモ・サルタード」。牛肉、紫タマネギやトマトなどの炒め物にフライドポテトとご飯がそえられています。中華系の調理方法や醤油などのアジア系の調味料を使っているので日本人にもとても食べやすい料理でした。

これがあればペルーに行ったときでも食事に困ることはないな。

お店の情報
店名:ペルー料理ALDO
店鋪:南青山・麻布台ヒルズ
HP;https://aldoperu.com/
Instagram:https://www.instagram.com/aldoperutokio/

●奥・山梨料理Restaurant SAI:フードジャーニーから

日本から遠く離れたペルー料理の次はRestaurant SAIのジビエ料理、鹿肉のソーセージ2種とハム。

星のリゾートでスーシェフもつとめた狩猟免許を持つ料理長自ら鹿を獲り、調理して提供しているそうです。富士山麓の溶岩の土地の植物を食べて育った鹿肉を溶岩の板で焼いたソーセージを頂きました。

ジビエ、鹿肉というとやはり独特のにおいや味がありますがこちらのソーセージでは、もう少しジビエ感があってもいいかなと思うほど全く気になりませんでした。

ぷりぷりの2種のソーセージはプレーンと山椒風味。私は山椒風味のほうが好きかな。今回はガーリックオイルを塗ったフランスパンがそえられていましたが、ホットドックにしても美味しいかも。

お店は西湖のほとりで6月1日にオープンとのこと。予約受付は始まっているとのことなのでぜひ現地でもっと様々な料理を味わってみたいですね。ちなみにレストランでのペアリングには、山梨ワインだけでなく、県産の日本酒、クラフトジン、クラフトビールなどお組み合わせを提供の予定だそうです。山梨にこだわった食がどのようなものになるか楽しみです。

お店の情報
店名:Restaurant SAI 燊
店鋪:富士河口湖町西湖208-1
HP:https://restaurant-sai.com/
Instagram:https://www.instagram.com/restaurant_sai_lake_saiko/

●ヤマガタサンタンデロ:フードジャーニーから

提供:Tokyo Tokyo Delicious Museum

次もフードジャーニーゾーンから。山形のアンテナショップ2階にあるヤマガタサンダンデロです。

サンタンデロは、山形県鶴岡のイタリア料理店「アル・ケッチァーノ」のオーナーシェフ奥田政行氏がプロデュースしたお店でイタリア×山形の料理が楽しめるお店です。

今回頂いたのは「山形の”だし”とマスの43℃低温調理」。タンパク質が固くならないぎりぎり低温で調理した火は通っているけどしっかりレア感が残るマスの旨味を感じることができました。

そのマスに合わせるのが山形の伝統料理「だし」。出汁?だし?私は初めて聞いた料理でどのようなものかわかりませんでした。

「だし」は新鮮な夏野菜を塩や醤油でもんだ料理とのことで味付けは家庭によって違うそう。ごはんや冷奴にのせて食べるそうです。

今回いただいた「だし」は塩でもんでマリネ風に調理されていました。

山形は食文化が豊かで移住先としても人気とのこと。たしかに海に面し、名山月山があり、盆地もある自然豊かな県、山形牛やさくらんぼ、冷やしラーメンなどいくつも美味しいものが浮かびます。

そういえばクラゲの展示で有名な加茂水族館も山形県鶴岡市にありますね。

お店情報
店名:サンタンデロ
店鋪:銀座1丁目おいしい山形プラザ2階
HP:https://sandandelo.theshop.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/sandandelo

●向島七福 すずめの御宿:江戸屋台ゾーンから

提供:Tokyo Tokyo Delicious Museum

ここまでは東京から離れた地域の料理を紹介してきましたが、今度は時間をさかのぼって、江戸時代にそばのつけ汁として食されていた「江戸つゆ=煮ぬき汁」食べる蕎麦です。

醤油がまだ高価だった江戸時代の蕎麦のつけつゆは、現在普通に出てくる醤油ベースではなく味噌を大根おろしの汁で溶いていたそう。

すずめの御宿のお蕎麦は、今風のつゆと煮ぬきのつゆと両方を食べ比べできるのがうれしい。今風のつゆも醤油の香りがたって美味しかったですけど、煮ぬきももろみかな、味噌の風味が鼻に抜けてとても美味しくいただきました。

もっとどの店でも煮ぬきのつゆが選べると嬉しいなと思いました。

お店情報
店名:すずめの御宿
店鋪:向島
HP:https://mukoujima-suzume.com/

●タケノとおはぎ:マーケット・ワークショップから

最後は食後の甘味。

行列ができていたのでのぞいてみたらおはぎらしくないきれいな形とこまかな細工にひかれて購入してしまいました。

それが大正解。見た目のきれいさだけでなく甘さ控えめで柑橘やココナッツのフレーバーが香り、ひとつの大きさもちょうどいい。

手土産や差し入れにもおすすめです。

お店情報
店名:タケノとおはぎ
店鋪:桜新町
HP:https://www.takenotoohagi.com/#/
Instagram:https://www.instagram.com/takeno_to_ohagi/

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