日間賀島ってご存知ですか?日間賀島は渥美半島と知多半島の間にある小さな島。周囲を歩いても約1時間くらいです。島というと遠いかなと感じるかもしれませんが、名古屋から名鉄特急と高速船を乗り継いで約1時間半。朝起きて「日間賀島に行ってみよう!」と思いたって行けるくらい近いんです。名古屋以外からだと日帰りは大変かもしれませんが、泊まりでも楽しめますよ。
今回は名鉄観光さんの「日間賀島ふぐづくしプラン」で日間賀島に訪問しました。取材日はあいにくの天気でしたがおいしいタコとフグ料理で大満足、散策するにもちょうどよい大きさの島でのんびり楽しむことができました。
日間賀島には名鉄線河和駅から徒歩で河和港に向かい高速船で西港か東港に行きます。それぞれの港ではタコがお出迎え。タコの島らしく片手?をあげて歓迎してくれます。西港では右手をあげていますが東港のタコは?東港までは歩いて20分くらい。帰りは来た時と違う港から帰ってもいいですね。
●タコの島フグの島
今回の一番の楽しみはタコとフグ料理。日間賀島は2つの半島先端の真ん中にあり島の周りはとても海の流れが早いんです。流れの早い海で取れる魚はおいしいとよく聞きますが、タコもフグもきっと同じなんでしょうね。
いきなりですが、ふぐ刺しです。お皿の絵柄がすけて見えますね。でも日間賀島で食べたこのふぐ刺しは今まで食べたものより、歯ごたえがあるだけでなく柔らか。不思議な触感でした。すぐ目の前の海で獲れたてだからでしょうか?歯ごたえがあるのに柔らかく噛むたびに旨味も!さすがフグの島!
さらにタコも。
「塩ゆでしただけですが、このままお召しあがりください」と出てきた茹でダコ。足2本で1人前。
身の引き締まった歯ごたえを想像していたのですが、最初の感想は「柔らかい!」。フグもそうでしたがこの柔らかさは何でしょう?
もちろん噛んでも噛んでも歯ごたえもあります。
提供は写真のように足がまるごと、それをハサミで切りながらいただきます。小さめに切らないとちょっと食べるのが大変かもしれません。
タコにはむくみ取りと美肌効果に期待ができる亜鉛とタウリンがたっぷりなので、少しづつよく噛んでいただきましょう!
ちなみに写真のフグとタコは2人前です。これだけでも満足してしまいそうですが今回のプランは盛りだくさん。
最初に出てきたのがコレ。アワビまで。さすが目の前が海!
(タコ、フグ、アワビは2人前です)
さらに、
フグの唐揚げ(1人前)と鍋(2人前)も!締めの雑炊は食べるので精一杯だったので写真を撮り忘れてしまいました…
フグとタコのフルコースで必ず満腹になるので夕食前にしっかり散歩をしてお腹をすかせましょう!!
●翌日は島を散策
この漁船でタコ漁やフグ漁をしているのでしょうか。ずらっと並んでいます。漁師さんに感謝ですね。
さらに歩いていくとたこつぼがいっぱい。
さらに歩くと日間賀島の歴史がわかる資料館がありました。
たこつぼにもいろいろな形があるのですね。島ではナウマンゾウの歯の化石も見つかっているらしいです。縄文弥生時代の遺跡や古墳もあるらしく、昔から豊かな島だったことが感じられます。
さらに歩いていくと、
海と松のある風景に心がなごみます。
細い路地が島を感じさせますね。
日間賀島東港近くの安楽寺には漁師さんの網にかかった仏さまの中から見つかった阿弥陀如来が祀られています。その仏さまはタコに抱えられていたとのことで章魚阿弥陀如来(たこあみだにょらい)と呼ばれているそうです。ここでもタコに縁があるんですね。
ちなみにこんなところにもタコが。
もちろんフグも。
●ちょっと小腹が空いたら…
散策をしているとお腹も空きますよね。そんなときには島たい焼きはいかがでしょうか。
チーズのコクとしらすのしょっぱさがベストマッチ。
夏にはしらすソフト楽しみですね。
その他にもランチなら西港と東港にある大海老さんでしらす丼や
島バルdaitomeさんでたこめしおにぎりや唐揚げ、
などがあります。
今回はお休みで行けなかったのですが、「まぼろし」とも呼ばれるたこ焼き屋さんも。店主が納得するタコが手に入らないとオープンしないそうです。運試しにぜひ訪問を!
丸豊水産 https://www.instagram.com/marutoyo_himakajima/
大海老 http://www.taikairou.jp/
島バルdaitome https://www.instagram.com/himaka.bar_daitome/
ちょっと歩くだけでも懐かしい風景、心をリラックスさせる風景、グルメスポットなどたくさん。思い立ってすぐ行ける日間賀島に遊びに行ってはいかがでしょうか。
●今回お世話になった宿
宿泊したのは、日間賀島西港からすぐの「いすず館」さん。冒頭でご紹介した料理もいすず館さんでいただきました。ヘッダーの写真も泊まった部屋からの眺めです。
いすず館さんは料理もおすすめですが、お風呂もおすすめ。
地元の常滑焼の伝統工芸士によるたこつぼ風呂。男女それぞれのお風呂に2つずつ全部で4つあります。それぞれのたこつぼ風呂では日間賀島のたこがさまざま表情と姿をしています。お風呂は海に面しているので開放的。たこつぼにつかって海の風を感じると疲れが吹き飛びますね。
お風呂場は広いほうと狭いほう2つあるのですが、その日の男女のお客さん数によってどちらを男女で使うか変わるそうです。
こちらは外風呂ですが、2つしかない展望風呂付きのお部屋もあるんです。
内風呂なので広くはないのですが、そのぶん港を眺めながらゆっくりできるのがいいですね。
こちらのお部屋は籐編のソファやマットレスベット、インテリアもアジア風で和室とは雰囲気がだいぶ違うんです。
畳の和室と展望風呂付きのアジア風のお部屋、どちらを選ぶかの楽しみがあるのもいいですね!
ロビーにはウッドデッキもあるので、お部屋でくつろぐのもよし、ロビーのウッドデッキで海を眺めるのよし、おいしい料理をいただき館内でもゆっくりできる「いすず館」さんで日間賀島滞在を楽しむことができました。
今回は、名古屋からの電車代、高速船乗船料往復と宿泊費がセットになった名鉄さんの観光プランで日間賀島を訪問しました。このプランは4月3日まで利用できますので、お得に日間賀島に遊びに行けるのぜひ利用してみてくださいね。
日間賀島ふぐづくしプラン→https://www.meitetsu.co.jp/files/osusume/himaka_2021/index.html#fuguzukushi
(三宅聡一郎)