少し長めの休みが取れたら行きたくなる、ヨーロッパ一人旅。定番のフランスやイタリア、それともポルトガルやスペイン?行先を考えるとき、真っ先に浮かんではこないかもしれないけれど、実は女子の一人旅にとてもおすすめの国があるのです。それはポーランド。とても治安がよくて風景が美しく、食べ物が美味しくてそして物価が安い。ポーランドの魅力、ご紹介します!
▶ポーランド、クラクフとワルシャワ、二つの街を堪能する一人旅
ポーランドの歴史を感じる街、クラクフ
このツアーで最初に訪れる都市は、クラクフ。クラクフという名前を聞いたことがなくても、「アウシュビッツ」という名は誰もが知っているはず。人類の歴史の中でも特に暗い記憶を持つあのアウシュビッツを訪れる拠点になるのがここクラクフで、多くの観光客が訪れる都市なのです。
アウシュビッツは一般的なミュージアムのようにさまざまな説明が用意されているわけではないので、一人で見て回るよりはガイド付きのオプショナルツアーに参加するか、もしくは日本語パンフレットを購入してから見るのが良さそうです。
クラクフの街からアクセスはしやすく、一人でも簡単にバスで訪れることができます。クラクフのバスターミナルからアウシュビッツまでの所要時間は約1時間半、12~14PLN(300~400円程度)。バスターミナルでチケットを購入して乗り込めばOKです。
そしてもう一つ、クラクフで訪れたいのが「ヴィエリチカ」。これはすべてが塩でできた洞窟で、床や天井はもちろんのことシャンデリアまでもが塩!ここでしか体験することができない神秘的な雰囲気は必見です。
古いヨーロッパの街並みがそのまま残っているクラクフの街は歩いているだけでも旅情を感じることができます。首都ワルシャワまでは鉄道で約3時間ですが、ワルシャワとは全く異なる雰囲気をたっぷり楽しめるのがこの街。
グルメやショッピングも楽しみたい!ワルシャワ
そして旅の後半は首都ワルシャワへ。古きよきヨーロッパ、という趣のクラクフとはがらりと変わり都会的な雰囲気です。ショパン博物館などショパンに関するスポットが多いので、クラシックが好きな人にもおすすめの街。
ポーランド料理、というとすぐには代表的な料理が思い浮かばないかもしれませんが、実はかなり日本人の口に合う料理なのです。たとえば「ピエロギ」というこちらの料理。水餃子とラビオリ(ひき肉が入った四角いパスタ)の中間のようなこの料理は誰が食べても美味しいと思える馴染みある味です。
ポーランドではビールとともに食事を楽しむことが多いですが、見た目通りビールにもぴったり。
ロシア料理の影響を感じる料理も多く、こんなボルシチに近いスープも。
ヨーロッパといえばスイーツ!ですが、ポーランドのケーキやデザートはかなり甘くてボリューミー。一人で一皿、はちょっと厳しいかもしれませんが旅の思い出に是非どうぞ。
そしてポーランドを訪れる女性に人気が高いのが「ボレスワヴィエツ」という陶器です。一つ一つ、手作りの陶器は色合いもデザインも味わいがあって可愛らしく、集めたくなってしまいます。日本で購入するとなるとかなり高いのですが、現地ではとてもリーズナブル。スプーンなどの小物はお土産にもぴったりです。
ワルシャワでも多くのお店で購入することができますが、もっと沢山見たい!という場合はより産地に近い街を訪れるツアーもおすすめ。
ポーランドはヨーロッパの中でも物価が安いので、食事やショッピングが気兼ねなく楽しめるほか良いホテルにも泊まりやすいのが嬉しいところ。女子ひとり旅にぴったりの魅力あふれるポーランド、一度訪れたらリピーターになってしまいそうですね!
▶ポーランド、クラクフとワルシャワ、二つの街を堪能する一人旅
☆今回の記事は旅工房のポーランド担当トラベル・コンシェルジュ長澤望美さんにご協力いただきました。