日本全国、海や湖あるところに存在する「マリーナ」。船舶免許を持っていても持っていなくても、船を所有しなくても、実は楽しめる場所なのです。旅先で気軽にボートをレンタルしてクルージングを楽しめるヤマハの会員制マリンクラブ「シースタイル」を利用できるマリーナをめぐる連載5回目は、季節感あふれる休日を過ごせるヤマハマリーナ琵琶湖をご案内します。
リゾート感あふれるマリーナと、海のような琵琶湖
琵琶湖の南側に位置する、ヤマハマリーナ琵琶湖。京都駅から電車で15分の「坂本駅」より徒歩圏内ということもあり、京都旅行の際に足を延ばすのも良さそうなマリーナです。
中に入ると見えるのはリゾート感あふれる中庭とプール。船のオーナーの方達用のこのプール、シースタイル会員は500円で利用可能です。暑い季節にはクルージングとマリーナのプールを楽しむ、日本とは思えないくらい優雅な休日が過ごせてしまうんですね。
そしてこちらのマリーナで人気なのが2階のイタリアンレストラン「ラ・セリア」です。琵琶湖を眺めながらパスタやピッツァを楽しむもよし、テラスでバーベキューするもよし。もちろんこちらは誰でも利用可能なので、リゾート気分を楽しみたい時は食事をするためだけにマリーナを使うというのもアリ。船舶免許を持っていなくても楽しめる、ランチ&クルージングもあります。
さて、いよいよ琵琶湖クルージングへ。日本最大の湖である琵琶湖は面積が約670㎢、琵琶湖大橋を境に自然に囲まれた北湖と滋賀の街並みを見ることができる南湖に分かれています。今回は小さいほうの南湖をクルージングすることにしましたが、それでも一周すると1時間ほどかかるとのこと。琵琶湖は本当に巨大です。
琵琶湖クルージングで人気なのは上陸できる「沖島」や「竹生島」、水深70mのエリアに針のようにそびえる白石などですが、それらはすべて北湖。シースタイルでは3時間コースと6時間コースがありますが島を訪れるなら6時間がおすすめだそうです。
南湖クルージングでは比叡山や琵琶湖沿岸の街並みの眺めを楽しむことができます。
琵琶湖大橋に向かう途中、こんな綺麗な虹にも出会えました。湖にかかる虹、これもクルージングでなければ楽しめない光景かもしれません。
ヤマハマリーナ琵琶湖
滋賀県大津市下阪本5-2-2
公式HP
マリーナすぐそばの、紅葉名所「日吉大社」
クルージングを楽しんだ後はマリーナすぐそばにある日吉大社へ。関西でも有数の紅葉スポットらしく、紅葉ピークのこの日は多くの人でにぎわっていました。色づいた紅葉が屋根のように広がる参道は本当に綺麗で、日本の秋のすばらしさを改めて感じさせてくれます。マリーナでは夏のようなリゾート気分でしたがこちらでは一気に秋の雰囲気に。
日吉大社
滋賀県大津市坂本5-1-1
公式HP
さらに、最近人気の「びわ湖テラス」へ足を延ばすと…
日吉大社から車を走らせること30分、びわ湖バレイ山頂にある「びわ湖テラス」を訪れてみました。標高1100mに位置する琵琶湖テラスには水盤がある開放的なテラスや、薪の暖炉があるカフェがありとても人気のよう。冬季は一部施設のみの営業になるものの、それでもきっと絶景が楽しめるに違いないとロープウェイに乗り込みましたが…
ロープウェイで山頂に近づくと、雲に包まれてほとんど何も見えない状態に。
山頂に着くと、そこは真冬でした。気温は0度(※この日の平地の気温は10度前後)そして雪がちらついています。日吉大社の紅葉で秋を感じていたのが遠い昔のように思えるくらい冬です。
でもテラスから見える景色はこんなお天気であってもやはり絶景でした。天気の良い日や暖かい季節であれば、きっと本当に素晴らしい眺めに出会えるに違いありません。カフェには昔のスキー場の写真などもさりげなく飾ってあります。
びわ湖テラス
滋賀県大津市木戸1547-1
ロープウェイで山頂まで約5分/2200円
公式サイト
というわけで、マリーナ(夏)→日吉大社(秋)→びわ湖テラス(冬)という3つの季節感を味わう珍しい体験ができた琵琶湖の一日。日本の四季に移り変わる自然は綺麗だなあと改めて思ったのでした。
シースタイル
▶全国約140カ所のマリーナでボートレンタル、クルージングを楽しむことができる会員制マリンクラブ(要ボート免許)。旅先で、ちょっと新しい海の楽しみ方を試してみませんか?
シースタイル公式HP