若い頃は体力もあったし、海外へ行くというワクワク感もあって12時間以上のフライトも全く疲れを感じないものでした…が、大人になるにつれてそれは非常に辛い時間に変わっていくことが多いです。ビジネスクラスやファーストクラスは進化を続けていて、ほとんどホテルで過ごしているのと変わらないくらいの居心地になっているのにエコノミークラスは相変わらずのスペース感。しかしその長時間フライトを経ないと欧米にはたどり着けない以上は、最大限快適に過ごす方法を整えて臨みたいものですね。
1. オンラインチェックインの座席指定勝負に勝つ
チケットの種類によってはオンラインチェックイン前に座席指定をできる場合もありますが、そうではない場合。オンラインチェックイン可能時刻と同時にアクセスする気合が大切です。大抵は24時間前、22時間前というところもあります。チェックインするのを忘れていて数時間後に開いたらもうほとんど選べる座席が残っていない…なんていうことはざら。そうなると3人席の真ん中で知らない人に挟まれて12時間耐える、というようなことになってしまいます。
2.6時間以上のフライトでは通路側がおすすめ
窓側か通路側か、好みが分かれるところですが私は6時間未満(トイレに行かなくても良いくらいの長さ)であれば窓側、それ以上であれば通路側にしています。眠ることを考えると窓側のほうがラクだし、離着陸の時はもちろんフライト中も窓側じゃなければ見られない絶景が多々あるのですが…しかしトイレに行きたいと思っても横の人がぐっすり眠っているのを起こして、というのはなかなか憚られるのですよね。
3. 機内で使うグッズに妥協しない
機内持ち込みの荷物はなるべくコンパクトにしたいものですが、睡眠や暇つぶしのためのアイテムは妥協しない方が良いと思います。例えば機内用の枕を空気で膨らませるタイプよりもフィット感のあるビーズタイプにしたりブランケットやレッグウォーマーを持ち込んで寒さ対策をしたり。長時間座り続けても疲れにくい、クッションを持ち込むのもおすすめ。到着後のカラダの疲れが全然違います。
映画や音楽も機内で用意されているものが好みに合わないこともあるので、あらかじめタブレットやスマートフォン等に多めに入れておきましょう。本やゲームも定番ですがやっぱりあると便利です。時間を忘れて没頭できるような内容だとより良いですね。
4. メイクは落とさない
一般的にはロングフライトの場合(特に夜)メイクは落として保湿をしながら眠り、到着直前にメイクするのが良い、とされています。私も昔はそうしておりましたが、最近ちょっとこれも面倒に感じるように。というのもやっぱりエコノミーの狭いシートとテーブルでスキンケアやメイクをするのって大変なんですよね。マスカラやアイラインも揺れているので難しいです。それに最近の化粧品は長時間付けていてもそこまで肌に負担がかからないものがほとんどなので、むしろフライト中メイクは落とさないほうが肌の調子がいい気がします。コンタクトレンズを外すくらいでいいのではないでしょうか。まあ好みの問題ですが。
5. 前日寝ない
旅慣れた人に聞くとこう答える人がとても多いです。あえて寝ない、というよりは旅の前はどうしても仕事ややることが詰まってしまい準備もギリギリになってしまうので「寝る時間がない」という方が正しいかもしれませんが。ほぼ徹夜状態でフライトに臨むことで、居心地の悪い機内でもぐっすりと眠ることができ、気づいたら到着している…とのこと。あえてやる必要はないかもしれませんが、一つの手段として。
いかがでしょうか。そろそろエコノミークラスの居心地ももう少しよくなってほしい、せめてどこに座ってもトイレには自由に行ける程度の工夫が欲しい…と思いますが、現状そうなっていない以上はできる限り工夫して快適にフライトを楽しみたいものです。